秋篠の森『月草』で開催のF/style展を見たくて
奈良へ出かけた。
実際にエフスタイルのお二人の使い続けられてきた
道具も見られるというので、これは行かねばと。
幾度も洗濯を重ねた亀田縞の風呂敷包み、
いつもこれで食器を拭いているという亀田縞の手ぬぐいなど、
触れるとほっとする柔らかさがあった。
銅なべは新品の時の華やかさはないが、
渋くて味わいのある鍋に育ち、すぐに銅なべが欲しくなった。
あんこやジャムを炊いたり、
青菜を茹がけば緑がより鮮やかになるそうだ。
美味しいだろうな、と容易に想像がつく。
暮らしの中で使っている様子を見るのも知るのも愉しい。
実際に普段の暮らしで使っている道具には、
頼もしい美しさがある。
出かけてきてよかった。
これからも、エフスタイルの道具の「使う美」の魅力を
お伝えしていきたいと思う。
来年をどうぞお楽しみに。
電車を待っている時に新潟の友人から
「雪が降りました」とメッセージが入った。
奈良は冷たい風の吹く土曜日だったけど、
12月とは思えない青い空だった。
so little (west)