先日伺った
細川亜衣さんの料理会。
美味しく味わったのはお料理だけではなかった。
お料理を作る方々とその場所を作る方々。
そこに集まる方たちの作る明るく柔らかな雰囲気。
部屋全体に漂う香りや射す陽の光。
美しいお皿や旬の野菜と果物。
全てが合わさり、ひかりが添えられた料理会だった。
“ひかり” の一部をご紹介します。
庭からの冬の光が射す黄色い白菜のリゾット。
こんなにうっとりするようなリゾットを
今まで食べたことがあっただろうか。
いただきながらレシピもお聞きしたはずなのに、
今はもう口の中に広がった白菜の甘み、
お米の食感、とろりとした熱々の温度と、
美味しかったことだけしか覚えていない。
お皿の上の白い粒は結晶の美しい塩。
まずはこのまま頂く。
そしてこの上に、いのししの煮込みが添えられた。
体の隅々まで行き渡る美味しさだった。
それだけでも200%の美味しさの焼きたてのパンに
ソースをつけて最後の最後まで。
美味しいものは人を幸せにし、
忘れられない記憶となる。
so little (west)