兵庫県陶芸美術館で開催されている『内田鋼一展』へ出かけた。
内田さんの作品の他にも、
独自の審美眼によって蒐集された古陶器や
古道具などのコレクションも並ぶ。
世界中を旅している間に出会ったもの。
その時代の日々の暮らしで使われてきた生活道具。
金属不足だった戦時中の栓抜きやアイロンなどは陶製だ。
使われることによって輝く「用の美」
そういう美しさにここでも出会うことができた。
この日は、内田鋼一さんと安藤雅信さんのクロストークも行われた。
お二人とも白丹波に魅了され、コレクションしているという。
トークが終わり、もう一度白丹波の展示を見直した。
何も知らなかった2時間前と、
白丹波について少し話を聞いた2時間後。
知らなかったことを少しでも知る、というのは
気がつかなかったことに気付けるきっかけになる。
そういうことがとても愉しい。
so little(west)