
3日間留守にしていている間に、信陽堂さんより新しい本が届いていました。
先月いただいた出版のご案内の文章を読みながら、聞き覚え(見覚え)があった『やまなみ工房』
Eテレで放送されている大の気に入りの番組「no art , no life」で観たんだ!と思い出しました。

こちらの写真集は、写真家の川内倫子さんが、アールブリュットの才能が集う場所として注目を集める
滋賀県の障害者福祉事業所〈やまなみ工房〉に通いつづけ、3年の歳月をかけて完成させた一冊です。
やまなみ工房は滋賀県甲賀市郊外の緑豊かな地区に、現在88人の方が通所して日々を過ごされている障害者多機能型事業所です。
通われているメンバーの方々の作品は、国内だけでなく海外でも高い評価を受け美術館などアートシーンで紹介されることも多くなっているそうです。

本の表紙を開いた一番最初の写真、その裏のページの文章に胸が熱くなります。
何かに不安を感じたとき、寂しくて心細いような気持ちになったとき。
背中に温かな手を置いてもらっているように心落ち着きます。
飛び跳ねたいほどに力に溢れているときなら、好きなだけぴょんぴょん飛び跳ねる。
この本は開くとおまじないが効いたような心持ちになるのです。

信陽堂さんから届く本は、一冊一冊がとっても丁寧にきれいに梱包されて届きます。
本への優しくあたたかかな愛情を感じ、より一層大切にしたいなと。
たっぷりの愛情に包まれ届けられた大切な本。
so little からは一杯のコーヒーを添えてお届けいたします。
『やまなみ』の詳細などは商品一覧ページにてご覧いただけます。
so little