Archive for the ‘day off’ Category

京都のひつじ

2019-02-03

日曜日 / 仕事へ出かけた家族から
「ひつじおいしい」とメールがある。

 

ドーナツがとっても美味しいお店の名が
「ひつじ」という。
一口かじると、心の声が” メェ〜ェ”と鳴く。

ひつじは食パンも美味しい。

網でカリッと焼いて、冷たいバターを乗せて
レモンのジュレをとろりとかける。

so little(west)

四方山話 / 肉吸い

2019-01-29

年末に読んだ機内誌に「大阪のうまいもの」として
紹介されていた肉吸い。
文面からも写真からも美味しさが漂っていた。

 

難波千日前の「千とせ」本店。
食いしん坊の血が騒ぎ、先日行ってみた。

 

店に入るまでに45分。
思いの外小さな店内は相席で常に満席。

肉吸いは想像していた以上に優しい出汁で、
やわらかな牛肉と青ネギがとても美味しい。

ポーチドエッグのような卵が入っているのだけど、
あまり早くに割ってしまうと黄身がとろり、と
とけ出して出汁の味が変わってしまう。

関西のお出汁を楽しみたいなら、卵はむしろ最後の最後。
家に着いてもしばらく肉吸いの話をしていた。

so little(west)

湯気

2019-01-21

北京などの寒い地域では、湯気の立ち上る温かさも
美味しさの一つでありもてなしである、ということを
教わった睦月の茶教室。

 

話を聞きながら、子どもの頃、
小正月に火鉢で焼いてもらったお餅を思い出した。

 

現在のso littleの店舗になっている 茶室でだっただろうか?

炭のパチっとなる音、上下を返すとまた赤々となる炭。
お餅の美味しさ以上に、その暖かで豊かな光景をよく覚えている。

寒い季節、寒い土地ならではのお楽しみ。
そういう楽しみを近頃忘れていた。

so little(west)

2019-01-21

兵庫県陶芸美術館で開催されている『内田鋼一展』へ出かけた。

内田さんの作品の他にも、
独自の審美眼によって蒐集された古陶器や
古道具などのコレクションも並ぶ。

世界中を旅している間に出会ったもの。
その時代の日々の暮らしで使われてきた生活道具。

金属不足だった戦時中の栓抜きやアイロンなどは陶製だ。

使われることによって輝く「用の美」
そういう美しさにここでも出会うことができた。

この日は、内田鋼一さんと安藤雅信さんのクロストークも行われた。
お二人とも白丹波に魅了され、コレクションしているという。

トークが終わり、もう一度白丹波の展示を見直した。
何も知らなかった2時間前と、
白丹波について少し話を聞いた2時間後。

知らなかったことを少しでも知る、というのは
気がつかなかったことに気付けるきっかけになる。

そういうことがとても愉しい。

so little(west)

好日

2018-12-24

火鉢にかけられた鉄瓶から湯気が上がる。
形を変え上る様子を見ていると
落ち着いた心持ちになった。

 

茶教室は先生を含めて6人。
内、自宅にテレビを置かない方がお二人。

” そだね〜 “って何??という話になり、
テレビを置かない暮らしもいいな、と思った。

 

いろんな方の話を聞くのが好きだ。

何気ない会話の中にも興味深いこと、知らなかったこと、
今すぐ食べたくなるような美味しい話や、
なるほどね、と膝を打つ話がたくさんある。

 

帰り道、教えていただいた鴨だんごを買った。
京都の肉屋の鴨だんごは、
母の十八番料理の餃子に似た、ごま油のいい香りがした。

so little (west)

ひかりを添える料理会

2018-12-22

先日伺った
細川亜衣さんの料理会。
美味しく味わったのはお料理だけではなかった。

 

お料理を作る方々とその場所を作る方々。
そこに集まる方たちの作る明るく柔らかな雰囲気。

部屋全体に漂う香りや射す陽の光。
美しいお皿や旬の野菜と果物。

全てが合わさり、ひかりが添えられた料理会だった。

 

“ひかり” の一部をご紹介します。

 

庭からの冬の光が射す黄色い白菜のリゾット。

こんなにうっとりするようなリゾットを
今まで食べたことがあっただろうか。

いただきながらレシピもお聞きしたはずなのに、
今はもう口の中に広がった白菜の甘み、
お米の食感、とろりとした熱々の温度と、
美味しかったことだけしか覚えていない。

 

お皿の上の白い粒は結晶の美しい塩。

まずはこのまま頂く。
そしてこの上に、いのししの煮込みが添えられた。
体の隅々まで行き渡る美味しさだった。

それだけでも200%の美味しさの焼きたてのパンに
ソースをつけて最後の最後まで。

美味しいものは人を幸せにし、
忘れられない記憶となる。

so little (west)

日曜日の約束 / 京都編 No.2

2018-11-13

「日曜の朝は一杯のコーヒーと素敵な音楽で始まる」

岡本仁さんがパーソナリティー役を務める
架空のラジオ番組『SUNDAY PROMISE 』

京都では2回目となる今回は「モンドミュージック 再考」

今まで ” モンドミュージックってなんだろう?” なんて
考えたことさえなかったから、紹介されるアナログ盤にワクワクする。

 

1977年 宇宙へのメッセージを積んだ探査機『ボイジャー2号』
に乗せられた “ゴールデンレコード ” を聴きながら、
進む宇宙空間を想像する。

 

雫のポタっ、ピタっという音がずっと流れる ” しずくたち ” は、
聴く人によって見える風景は違うのだろうと思う。

 

… 濃い緑の山の中。
少し湿った浅い洞穴の入口の上から、清らかな雫が落ちる …

自分に見えた風景だ。

 

日曜の朝に、一杯のコーヒーと共に聴く音楽は、
脳内で旅をするような素敵な景色も見せてくれた。

so little(west)

コートを着て出かけた先

2018-10-03

スリランカ料理の食事会へ行きました。

スリランカではカトラリーなどは使わず右手でいただきます。

ご飯と色々なおかずを盛った一皿の中で、
一口分のご飯を皿の手前に置き、カレーなどの煮込み料理、
炒め物などのおかずと混ぜ合わせ、5本の指を器用に使い
口に運びます。

これがすごく美味しい。

家に帰る途中も時々スパイスの香りがします。

ポケットから手を出して嗅いでみると、右手はまだ
美味しいスリランカの香りを残したままでした。

 

□ SEA SALT / シングルコート
□ SEA SALT / カラーレスシャツ(以前のものです)
□ grown in the sun / ニューブッシュパンツ
□ DOEK  / バスケット(白)

so little

自分の額縁を替える

2018-09-21

一昨日、新潟の友人から「阪急梅田本店で
糸井重里さんと伊藤まさこさんのトークショーがある」と情報をもらい
出かけてきました。

ここしばらくぼんやりしていたことが  “そういうことか!” と
膝を打つ話があったので記します。

 

『たくさん服をお持ちだと思いますけど、服の代謝ってどうなっているの?』
という糸井さんの質問に、伊藤さんは、

「カゴなんかは長く持ちますが、服は割と変わっていきますよ。
自分の年齢のこともあると思います。
お肌が荒れている時なんかは、パリッとした新しいものを着る方がいいんです。

馴染んでいくものももちろん好きですが、
繰り返しお洗濯をしているうちに、やっぱりクタっとしてしまうから。

エイジングと共に、そういう服を着ると自分もくたびれて見えるような。
だから新しいものを着るようにします」と。

 

すると糸井さんが
『それって、自分のエイジングに合わせて自分の額縁を替えていくってことだね』

すかさず伊藤さんは、
「その言い方、すごくいいですね!忘れないように
誰かメモっておいてください!」って。

 

ここ数年、以前と似合う服が変わってきた、
と思うことが増えてきました。

体型の変化、肌の色の変化もありますが、
大好きでよくよく着ているシャツやニットなんかが、
ある時からちょっと違う、と感じるのは、
そういう理由かもしれません。

 

決して服そのものが悪くなるわけではないし、
まだまだこの先も長く着続けていけるものだけど、
以前から着ていた洋服も年を重ね、自分も歳を重ね、
それで “あれ、ちょっと違う、以前とは違う”
と感じるようになったのかなぁ、と思いました。

 

新しい服を着ると、自分の心も新しい服が嬉しくて、
イキイキしているように感じるんだと思っていたけど、
それだけの理由ではないのですね。

 

これでまた、秋冬の新しい額縁を選ぶ愉しみが増しました。

“だから新しい額縁を買うのだ ” という甘い言い訳にもなります◎

 

◯コーネルの箱 / ジョゼフ・コーネル : 東京国立近代美術館

so little (west)