Archive for the ‘Uncategorized’ Category

二人三脚のマスター

2014-04-28

20140428-133209.jpg
昨日の朝は、姉が淹れてくれた珈琲を家族で飲んだ。
豆は父がゴリゴリと挽いた。

今日はまた、それぞれのいつもの暮らしの中だ。
so little

録音メッセージ

2014-04-24

325
部屋に入って一番最初に目が行くのは、留守番電話の赤いライト。
点滅していれば、だいたいは母からのメッセージだ。
内容はいつも楽しい話。
で、最後に「用事はこれだけです」と言って切る。

聞き終えると
“録音を削除するか?”と質問される。
せっかくの楽しい話を削除してしまうのはもったいないな、と
一瞬ためらうのだけど、
いつでも楽しい話は聞けるからと、ボタンを押す。

また電話がくるといいな、と思う。
so little

レモンスカッシュ

2014-04-03

20140401-224748.jpg
四月。
一番上の姉と兄が大学生だった頃、
春休みが終わりに近づくと東京の大学へと
帰って行く。
兄姉が帰った後はただただ淋しく、
自分の部屋に入ってしばらく泣いていた。

レモンスカッシュは、東京で各々暮らす姉と兄の所へ遊びに行き、
上野駅まで送ってもらい、別れる前に喫茶店で飲んだ。
逆三角形のグラスに、赤く染まったサクランボが浮いていた。

今度は上野駅で自分が見送られる。
喫茶店では泣けないから、ずっと下を見ていた。
大好きだったレモンスカッシュは飲まずに残した。

あれから多分、飲んでいない。
もう何十年も経つのに、
淋しい気持ちを思い出しそうで、
出来るだけ近寄らないでいる。
so little

spring has come.

2014-03-26

20140326-220054.jpg
so little

サーカスとクリームパン

2014-03-14

20140314-191114.jpg
近所のパン屋には昔ながらのクリームパンがある。
それを食べる度に思い出す話があって、
子どもの時にサーカスを観に行った
年配のオーロラさんの話。

隣町にサーカスがやって来た。
忙しい両親に代わり、年上のいとこが連れて行ってくれた。
駅前のパン屋でクリームパンを買って、
食べながらサーカス鑑賞。
そのクリームパンがあまりにも美味しくて、
オーロラさんは「おハナさん(いとこの名前)、美味しいね」とパンの事ばかり。
おハナさんは、帰ったら感想を聞かれるからと
「ちょっとはサーカスを観なさい」と忠告する。

案の定、帰るとすぐに「サーカスはどうだった」と母親に聞かれる。
クリームパンに夢中で、サーカスをあまり観ていなかった
オーロラさんは、「ラクダが皮膚病みたいでかわいそうだった」と、
サーカスに出ていたラクダの、焼けて乾いた肌の事を言ったそうだ。

その話は何度聞いても楽しくて、
“どんな話だったっけ?”とわざと聞く。

その話で思い出す甥の話もあって、それはまた今度。
so little

大きな欅

2014-03-04

20140303-191008.jpg

山間の小さな町が一番賑わう日。
駅通りから続く露店に足を止めながら、皆はお参りへと行く。

境内には大きな欅があって、そこは
子どもの頃の遊び場だった。
蟻地獄を探したり、かくれんぼをしたり。
喉が渇けばうがい鉢で水を飲み、
遊び疲れると、蝋燭やハッカ糖を売る
おばあちゃんの居る山門の入口に腰を掛けたりと、
飽きるまで遊んでいた。

祭りは終わり、またいつもの静かな町に戻った。
大きな欅と共に、一日一日と春を待つ。
so little

記念写真

2014-02-18

hawaii2013-July-179
東京タワーへ行った時の小さなインスタント写真がある。
東京タワーの近くの病院に入院していた姉を
見舞った後、父と二人で行った時の記念写真。

今以上に無口だった父とのタワー見物。
どんなだったのかはもう覚えていない。
でも、写真の二人を見れば想像はつく。

ポロシャツを着た親子は、固い表情。
ニコリ、とはしていない。
ちっともしていない。
父の首は、”ちょっと困ったな”という風に、少し傾いている。

その首の傾きは、のちに長女の結婚式の
記念写真でも見る事になる。
この時は、寂しさが少しプラスされた角度だ。
so little

さ、だ、

2014-02-12

20140212-121917.jpg
朝、車のエンジンをかけると
鈍い空回りの音がしてそれっきり。
いよいよこの日が来たか、
と財布の中の小銭を確かめ、バス停へ急ぐ。

バスに乗り、ずっと読みかけのままカバンに入れていた本を読み始める。
途中でふと顔を上げると、運転手の名前が
プレートに書かれてある。
平仮名にすると6文字。
「さ」が2つ、「だ」が2つを占める。

早口言葉の様に、何回も繰り返し頭の中で言ってみた。
益々早口言葉の様に思える。

バス停に着いた時、運転手の顔は見ずに降りた。
so little

ポーの話

2014-02-05

20140205-214227.jpg
今までに犬を飼ったのは一度きり。
それも野良犬。
昔は意外と犬がチラチラと町をうろついていた。
校舎に紛れ込む犬もいたし。

学校帰りに犬を見つけて連れ帰った事がある。
飼って良いか?と母に聞くと、”ダメ” と一喝され、
元居た所に返してきた。
しばらくして、姉が同じ犬を拾ってきた。
飼って良いことになったかどうかは覚えていないけど、
犬には「ポー」と名付けた。

でも次の日の朝、ポーは自分で紐を切って逃げていた。
一晩だけの犬だった。
自由が良かったのかなと、淋しくはなかったし、探しもしなかった。
そしてその後、
町でポーを見かける事はなかった。
so little

monday morning.

2014-01-27

20140127-080313.jpg
月曜の朝は余裕を持って少し早く出かける。
建物が冷えきっている月曜は、いつもより少し暖かい服を着ていく。
月曜日は、少し気を使う。
so little

子守りさん

2014-01-20

20140120-212946.jpg
毎年二月に顔を合わせる人が居る。
母が自動車学校に通っていた時、1歳だった自分をお世話してくれた人だ。
「お母さんが居なくなると、すぐにベーベー泣いて困った」と、
周りの人に話しながらこちらを指差し笑う。
こちらは記憶にないから、”へへへ” とニコニコしている。
というお決まりのやり取りを毎年繰り返す。

そろそろ定年になると聞いた。
この先、ずっとこのやり取りが続くよう、お互い元気でいたい。
so little

山間の町に雪は降り積もる

2014-01-19

20140119-170017.jpg

年配のオーロラさんから電話があった。
特に用事はないんだけど、と言いながら、
知人から届いた寒中見舞いが達筆だったと言い、
内容も読んで聞かせてくれた。
そして雪の日が続いて寒いという事、
そんな中、近所に暮らす娘が苺を持って様子を見に来てくれた、という事。
特に用事がない時の話の方が、本当の近況がわかって安心する。
so little

つままれる。

2014-01-17

20140117-230325.jpg
図書館から「ご予約の本が届きました」とメールが入った。
全然覚えていない。
何の本なのか?いつ予約したのか?
気になってすぐに受取りに行く。

「きつね」の本だった。
何かの間違いだと思うんだけど。
so little

HOMETOWN

2014-01-14

20140113-223139.jpg
もう20年以上も前だけど、生まれた町は都市計画ですっかり変わった。
かくれんぼをした建設会社の車庫や、
渦巻きと呼んでいた場所。
ここまではアスファルトなのに、ここからは砂利道になる道路。
農政局の裏にあった藤の花の塀。
今ならまだ鮮明に思いだせるけど、あと何年かしたら忘れそうな気がして、
地図を作ろうかなと思った。
でも頭の中で、子どもだった自分がグルグルと町で遊んでいる様子を
思い出す方が楽しい気もして、今年もまだ作らないでいようかな。
so little

記憶をたどる 2:30am

2014-01-12

20140112-022717.jpg
転校生の友達のお誕生日会に行ったら、
その子の家では、手長猿を飼っていた。
当時、ペットで猿は珍しく “さすが転校生” と思った。
その手長猿の名前はなんだったかな?
確か「テッチャン」だったはず。

夜中に目覚めて寝れなくなって、そんな事を考えていた。
so little

BIG HUG

2013-12-25

20131219-184303.jpg
離れて暮らす甥の一人は、奥さんとの出会いがピザ屋だった。
一週間後には、甥や姪が奥さんや子供と一緒に山間の小さな町に集まる。
小さい頃は、会えばBIG HUGで迎えたが、
今は「どもっ」って。
こちらはいくつになっても、BIG HUGで
再会を喜びたいんだけど。
so little

ボン

2013-12-22

20131222-004225.jpg

明治生まれの祖母の事を、昨夜不意に思い出した。
小柄で働き者、躾に厳しい人。
車で2、3分の所に住んでいたから、気が向くと遊びに行っていた。
一度だけ、おやっと思った出来事がある。
玄関で”お邪魔します”と声を掛け、
部屋へ入ったら「おー、ボンよ来たか」と言う。
ボンというのは、祖母が可愛がっていた野良猫で、
なぜかボンと間違えたらしい。
長生きをした祖母だが、あれれ?と思った言動は
後にも先にもこれ一度きり。
明治生まれはいつもキリリとしていた。
so little

赤信号もまた、よろし

2013-12-21

20131218-222642.jpg
海岸沿いのトンネルに入るゆるい坂道。
向かう信号は全部赤信号だった。
辺りはすっかり暗く、車のテールライトと信号の赤だけ。
こんなに綺麗な光景なら、
帰り道は断然、赤信号がいい。
so little

22:00 消灯

2013-12-17

20131217-213239.jpg
日暮れが早いと眠くなるのも早い。
眠いから、と早く寝るとおかしな夢を見る。
京都から飛行機に乗って¥150で帰って来た、とか。
そして目が覚めて、今日は何曜日だっけ?と。
日曜日であって欲しいのだけど、残念ながら火曜。
良くて木曜。
so little

欲しい物がある時は、

2013-12-16

20131216-000005.jpg
クリスマスが近くなり、思い出す。
10歳上の兄は、欲しい物があると紙に書き
自分の部屋の壁に貼っていた。
TAMIYA のプラモデルとかだったのだろうか。
それも買ってくれる人が間違わないよう、
どんな物かを詳細に書いていたという。
そしてクリスマスや誕生日など、贈り物の時期などはまるで気にせず、
欲しいと思った時に気ままに書いては貼っていたようだ。
効果はどの位あったのかは知らないけど、
自分が生まれる以前のそういう話は楽しい。
so little